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【☆幻のハカタユリが今年も開花しました☆】

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幻のユリ【ハカタユリ】が今年も開花しました!

ハカタユリは中国中南部原産で、鎌倉時代に宋との貿易で博多にもたらされ、博多から国内に広まったことから「博多百合」と呼ばれるようになりました。

中国で「百合」といえばこのハカタユリを指し、中国では食用として現在も栽培されています。「博多」の名はついていますが、本来、福岡の気候では栽培が難しい植物です。

福岡市植物園では平成17年より、博多にゆかりのあるユリとして、ハカタユリの生産・育成を行ってきました。

ハカタユリはウイルスに非常に弱く、イノシシの食害などもあり、現在、国内では個体数が減少しており、大変貴重な植物です。当園でも毎年栽培にはとても苦慮していますが、これからも博多の地にゆかりのあるハカタユリを保存し、咲かせていきたいと考えています。
 

ハカタユリは、開花直後は黄色で香りが強く、段々と色が白く変化していくという珍しい性質を持っています。開花後数時間経つと、完全に白色になります。
こちらは咲いたばかりの黄色い状態です。
 

こちらは白に変化したもの。全然色が違いますね!

こちらは白になる途中のものです。
 

朝開花することがほとんどのようですので、黄色いハカタユリを見たい方は、ぜひ開園してすぐを狙ってお越しくださいね~!!

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ハカタユリ(博多百合)
 ●学名:Lilium brownii var. colchesteri
 ●科名:ユリ科
 ●属名:ユリ属
 ●場所:水生植物園(入り口からすぐです!)
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