お知らせ

★見頃の花散策マップ★更新しました(キソウテンガイ)

公開日

世界三大珍植物「キソウテンガイ」が花を咲かせました!

「キソウテンガイ(奇想天外)」、一度聞いたら忘れられない名前です。キソウテンガイはサボテンではないのですが、サボテンたちと同じように、乾燥した暑いところに分布する植物なので、福岡市植物園ではサボテン室で暮らしています☆

見た目からして「奇想天外」なこの植物は、ベルト状の2枚の葉だけを延々と伸ばし続け、なんと1000年以上も生きると言われています。また、一部の個体は、2000年以上生きている可能性もあるとされています(!)。

葉が2枚じゃなくてたくさんあるように見えるものが多いのですが、それは、葉が長くなってくると捻れや風などで裂けてしまうからです。

アフリカのアンゴラと、ナミビアのナミブ砂漠にのみ自生しており、自然界では地下水や霧から水分を得て生きています。

ごぼうみたいな、何メートルもある長い根を下におろし、水を吸い上げます。また、葉の表面からも水を吸っているそうです。(写真は葉の表面を撮ってみました)

砂漠の植物とはいっても、実は意外と水が必要なので、植物園では夏場は結構しっかり水をあげていますよ〜☆

今回、手前の子の身体測定をしてみましたよ〜!

片側の葉っぱが約237㎝、枯れた部分を含めると約315㎝。

また、葉っぱの広い所の幅が約24㎝でした。…おっきいですね!!!

今花をつけているのは、雄花です。キソウテンガイには雄花を咲かせる雄株と、雌株があります。

温室の大規模リニューアル(2010年)の際に福岡市植物園にやってきましたが、この子たちが何歳かは不明です。

(が、ネット上には1年で13.5cmくらい伸びると書いてあるサイトがありましたので、もしそうだとすると推定23歳…?キソウテンガイ界では、まだまだ赤ちゃんみたいなものですね。笑)

長くなりましたが、本日はここまでとさせていただきます☆

葉がどれくらい長いのか、ぜひサボテン室に見に来てくださいね!!

*******************
キソウテンガイ(奇想天外)
 ●学名:Welwitschia mirabilis Hook.f.
 ●科名:ウェルウィッチア科
 ●属名:ウェルウィッチア属
 ●場所:温室(サボテン室)

*******************

園内の見頃の花をご紹介する「見頃の花散策マップ」を更新しました。

マップは毎週木曜日に更新をしています。
園内でお配りしているほか、下記のリンクやこちらの福岡市植物園のホームページ内にも掲載しています。

見頃の花散策マップは、見頃の植物を厳選して植物園が選ぶ「今、これを見て欲しい!」が詰まったマップです。

開花中の植物マップも更新しています。園内(温室以外)で開花している全植物をご紹介しています。より詳しく福岡市植物園を散策されたい方はこちらのマップをご覧ください。

また、福岡市植物園での日々のことは公式Instagramにて発信をしています。
ぜひご覧ください。

 

☆園内の見頃の植物は、動植物園YouTubeチャンネルでも紹介しています↓

 

 

お知らせ一覧に戻る