★見頃の花散策マップ★更新しました(ハカタユリ)
公開日 2023年5月25日
幻のユリ【ハカタユリ】が今年も開花しました!
ハカタユリは中国中南部原産で、鎌倉時代に宋との貿易で博多にもたらされ、博多から国内に広まったことから「博多百合」と呼ばれるようになりました。中国で「百合」といえばこのハカタユリを指し、中国では食用として現在も栽培されています。「博多」の名はついていますが、本来、福岡の気候では栽培が難しい植物です。
福岡市植物園では平成17年より、博多にゆかりのあるユリとして、ハカタユリの生産・育成を行ってきました。
ハカタユリはウイルスに非常に弱く、イノシシの食害などもあり、現在、国内では個体数が減少しており、大変貴重な植物です。当園でも毎年栽培にはとても苦慮していますが、これからも博多の地にゆかりのあるハカタユリを保存し、咲かせていきたいと考えています。
ハカタユリは、開花直後は黄色で香りが強く、段々と色が白く変化していくという珍しい性質を持っています。開花後数時間経つと、完全に白色になります。
こちらは咲いたばかりの黄色い状態です。
こちらは白に変化したもの。全然色が違いますね!
こちらは白になる途中のものです。
朝開花することがほとんどのようですので、黄色いハカタユリを見たい方は、ぜひ開園してすぐを狙ってお越しくださいね~!!
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ハカタユリ(博多百合)
●学名:Lilium brownii var. colchesteri
●科名:ユリ科
●属名:ユリ属
●場所:水生植物園(入り口からすぐです!)
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園内の見頃の花をご紹介する「見頃の花散策マップ」を更新しました。
マップは毎週木曜日に更新をしています。
園内でお配りしているほか、下記のリンクやこちらの福岡市植物園のホームページ内にも掲載しています。
見頃の花散策マップは、見頃の植物を厳選して植物園が選ぶ「今、これを見て欲しい!」が詰まったマップです。
開花中の植物マップも更新しています。園内(温室以外)で開花している全植物をご紹介しています。より詳しく福岡市植物園を散策されたい方はこちらのマップをご覧ください。
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