★見頃の花散策マップ★更新しました(ツバキ '胡蝶侘助')
公開日 2023年2月4日
ツバキ 胡蝶侘助(コチョウワビスケ)が見頃を迎えています!
現地の植物銘板には「花は淡紅色地に白い斑が入り、一重猪口咲で極小輪」と説明があります。まるで呪文のよう。他にも花模様を表す表現に「小絞り」だとか「吹き掛け」だとか、花形を表す表現に「抱え咲き」や「筒咲き」なども。粋な表現ですが、パッと見て分からなかったので分解して解釈してみました。
・淡紅色(たんこうしょく)は、「紅色に白を混ぜたような淡い紅色」
・白い斑については、斑は植物の世界では「ふ」と読みます。ここでの白い斑は白い模様のこと
・一重猪口咲(ひとえちょこざき)は、「一重」は花びらが重なることなく咲くこと、「猪口咲き」は完全に開ききらない咲き方のこと。侘助ツバキ群に多い形のため「侘助咲き」とも言われます
・極小輪は、2~3cm程度
植物の説明には難しいものもありますが、植物銘板には情報がぎゅっと詰まっています。観察していて植物銘板の内容が気になったら、緑の相談員の先生方に聞いてみてくださいね。花形の種類、花模様のいろいろのことを知ると園内散策がもっと楽しくなりますよ!
*ツバキ 胡蝶侘助
学名:Camellia ‘Bicolor’
科名:ツバキ科
場所:モデル庭園、花木園B
園内の見頃の花をご紹介する「見頃の花散策マップ」を更新しました。
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